読書録をつける

高校2年生のとき、映画館で映画をみるのがマイブームで、一年間に52本、映画館で観た。これは結局、映画館で一年間に観た映画の本数としては今までの人生の最高記録。当時は梅田に大毎地下劇場というところがあって、会員になると定期的に無料チケットが送られてきて、お金を払うときでも2本で500円だか800円だったので、格安で観れた次第。お小遣い制ではなかったので、親が映画については出してくれてたし。
唯一勿体ないなあと思うのは、何を観たのか記録がないこと。グラン・ブルー、グッド・モーニング・ベトナム、わが心のボルチモア、今を生きる、羊たちの沈黙、とか強烈なインパクト(良かれ悪しかれ)が残ったものは憶えてるんだけど、52本はどうしたって思い出せない。
数を数えたので、当時なにかしらリストを作ったと思うんだけど、それが残ってないんだなあ。
大人になってからは、映画と、本と、ゲームと、何を観たのかやったのかを記録している。何を買ったのかも記録してたけど、イマイチなのでやめた。記録してみて発見することが、たくさんたくさん、ある。本でいえば一年間に何冊読んだのか。それは年ごとにどれくらい増えたり減ったりするのか。読もうと思った本の傾向はどのように変化して、良いと思った、良いと思わなかったという傾向がどのように変わったのか。自分を知るための手がかりが、そこにはいっぱいある。映画でもゲームでも同じく。
今の時代にやるなら、ブログを使うといいと思う。理由は単純で、なくさないから。ノートに書いてもいつかなくす。パソコンのエクセルやワードで書いてもいつかなくす。ブログに書いておけば、なくならないようにサービサーがしてくれる。検索も簡単。自動的に時系列になる。他の人はあまり言わないけど、ブログがいちばん役に立つのは、読書録作成だと、お父さんはほんとは思ってる。
感想は、書いても書かなくても良い。気が向いたときだけ書くぐらいでいいと思う。タイトルと、著者、映画なら監督と俳優の気にいったほうをメモしておくのでじゅうぶんだと思う。自分自身を発見する手がかりなのだから。
読書録(映画録、ゲーム録)をメモしておこう。